ウェブサイト上にはたくさんの種類のインターネット広告がひしめいてますが、「これって基本、タダで作ってるよな」というものも見受けられます。
その代表例が無料で利用できるプロバイダのブログでしょうか。
一応ブログとしての体裁を守り、決まった人が日記風な文章を綴りつつ、その中で宣伝したい自分のお店やその商品を盛り込むというスタイルのものは結構あちこちで見かけます。
その書き手が店長さんや店員さんだったりするとお店を運営する上での苦労とか、来店したお客様とのちょっとした心のつながり等が折に触れて書き込まれていたりして、ブログとして読んでも心温まるおもしろいものだったりします。
アーティストや技術系の方だと自分の新しい作品が仕上がるたびに画像で紹介してくれたりして、それらを見ているだけでも楽しいです。そうやってブログで知ったアーティストさんの作品展に出かけて行くこともありますよ。
逆につまらないのはブログでありながら延々と商品の宣伝しか載せていないもの。そこで売っている特定の商品の画像と、その特性というか効能ばかりが毎日繰り返し書かれているのです。そういうのはちゃんとしたホームページを作ってそこでやってくれと思いますね。
ブログって、読む側はそこに特定の書き手の顔と人となりを想定しているものなのですよ。別にプロフィールに顔写真なんかなくてもいいんです。文章からその書き手がどんな方か伝わって来ますから。その書き手であるブログ主さんの心に文章を通じて触れた時、初めてその方の紹介している商品なり作品なりに興味が持てるようになるのです。
だから無料でできるからといってブログにホームページそのままの内容を載せてもダメなんですよ。
「ブログ」には「ブログ」の魅力がある。
それが分かってない人はいくらブログに宣伝を載せたところで効果は見込めないでしょう。
タダならなんでもいいという程、インターネット広告は甘くないのです。